万理伴法
読み方: ばんりはんほう , ばんりばんほう
初出: ? p
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万物の理と、それに伴う法則の事。
法力使いがよく用いる言葉であり、また
彼ら自身も「万理伴法の観察者」と呼ばれる。
水は一定の温度を下回ると
氷へと変わる理があり、
その理がゆえ、冬は屋根に
ツララが出来るという法則、
雨が雪に変わるという法則、
その雪を掃除する為に
道具が必要となり、店前に毎年
スコップが並ぶという理がある。
この一例からわかるように、
万物すべての現象には理があり、
伴って法則も起こっている。
その法にも理があり、
理にもまた法則が成り立つので
万法伴理と言いかえることもできるし
2つの概念は密接に関係している。
万理伴法を徹底的に学び、実践し、
その解明と習得を志す者であれば
一般人や向人を問わず、
「万理伴法の観察者」と呼べるが、
寿命や身体能力に大きな制限を持つ一般人は
万理を知り尽くす時間、伴法を解明する能力や
その手段は極めて限定されている。
学んだ知識や知恵を
技術や能力として活用できなければ
万理伴法を観察したところで
何の利益にもならず、一般人に
この概念は あまり意味がない。
これらを自在に活用できる者を
法力使いと呼ぶので、この言葉は
ほぼ向人にしか縁がなく、
その中でも法力使いは ごく一部なので、
「万理伴法の観察者」という呼び方は
もっぱら法力使いに対する
尊称として使われる。
関連: 法力使い
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