コレカノ 2話



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ハンサム「おまたせしました メープルクライシスパフェです」    姉さん「わ~おいしそー」  

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ゴウウゥン ゴウゥウン ゴウウゥン    姉さん「早く食べないと 上のアイスが溶けて おっこちちゃうぞ!」  

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少年「(....)」 姉さん「(....)」    少年「....」    姉さん「....」    少年「...」  

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少年「....」    「....」 姉さん「....」    少年「....」    姉さん「.....」「......」    少年「........」    姉さん「(.....)」    姉さん&少年「......」「...」「...」「...... ....」「...」「....」  

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少年「..... ....... .......」 姉さん「....」    少年「....」    姉さん「...... そのおっさんの頭に また戻ってきたんでしょ?」    少年「しかも今度は」    姉さん「リボン付き」    プッ..    少年「ハハハハハハハハ」 姉さん「アハハハハ アハハ」  

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ブライ「んでそのバカときたらよォ~ッ まいったぜー」 ゲドォ「ヒャハハ!! そいつァ~ いけやせんね」    ブライ「おいマスター!! メープルクライシスパフェだーッ」 ゲドォ「オレも」    ハンサム「いらっしゃいませ」「店内のお席へ ご案内させ..」 ブライ「あんだとぉ~!? テラスは空いて ねぇ~のがぁあ??」  

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ゲドォ「おっ」 女性客A「ぐうぜんでしょ~」 女性客B「まさか~ だって彼って もともとさ~!」 姉さん「おいしかったね あのパフェ」    ゲドォ「あにき~っ ここ空いてましたよ」 女性客B「!」    ブライ「おおッ」「そりゃ ありがてぇ」    ガッ    マツバ「あ.. すっ すいませんでした...」 ブライ「いっ..」  

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「っでえだろォが! クソガキィ~!!」 ズゴッ    ドサ    少年「大丈夫か クソガキ?」 姉さん「手かそうか?」  

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女性客A「わたしたち そろそろ出よっか?」 女性客B「そ.. そうね」 ゲドォ「えー もういっちゃうの~?」    「あ~あ あにきが変なことしてっからカワイ子ちゃんが怖がって行ってしまったじゃないっすかー」 ブライ「ガハハハ! そいつぁー いけねぇや」    ブライ「いやあ わりィ わりぃ~」 ガッ 姉さん「ぶっ」  

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カチャ..    姉さん「へったし」 少年「そう言えばさー」    「姉さんの旅の目的って..」「何?」  

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姉さん「こっちが聞きたいわ」    少年「だそうです」    マツバ「えっ??」    姉さん「あんたこそ あんな山奥に一人で...」「何?」    少年「別に..」    トリッピィ「...」    姉さん「だそうです」  

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マツバ「....は?!」    姉さん「そろそろ出ましょう」「日が暮れる前に宿も探さないと」 少年「オッケ~イ」 マツバ「あの..」    「実はうち 宿屋なので もしよかっ」 少年「よっ... しゃ~!!!」    姉さん「へ~ 広くてキレイな宿ね」 少年「ですねー」    姉さん「んじゃコレ まえきん」 ジャラ ジャラ  

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マツバ「いったい いくらある?!」 姉さん「ずいぶんしずかだけど ほかのお客はいるの?」    マツバ「いいえ 今ここには」「私と両親と あなたがただけです」    少年「なぜ?」 マツバ「最近 恐ろしい魔物が町に出るようになって」    「旅人はおろか 町の人々まで逃げる人も..」  

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姉さん「タイザーでも出た?」    マツバ「ご存知だったんですか?」    少年「なにそれ 強いの?」    マツバ「それはもう とてもとても恐ろしい怪物です 今この町でも討伐隊」 姉さん「ハルカたんの50分の一くらいかな~..」    マツバ「...」 少年「全然わかんないよ! そもそもあの人 何者?」 姉さん「アホ毛」    少年「アキコとかいう人で換算したら?」 姉さん「.......... 2人分..くらい?」 少年「ワハハハ 弱っえー!! アキコちゃん タイザー 弱っえ~ッ」  

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ハンサム「おまたせしました メープルクライシスパフェです」    アキコ「いま誰かが 私のうわさをしている気がします...」    ハルカ「私も」    アキコ「しかもなにか ナメられた後」「バカにされた気がしますわ」  

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マツバ「ぜひ詳しく教えてくれませんか!?」 「そのハル・カタンという人の事!」 姉さん「マヌケ面」少年「タレ目」トリッピィ「カァ」 マツバ「つまりその人の50分の一の戦力か・・、あるいはアキ・コチャンという方が2人いれば・・・」「ヤツは倒せますか・・!?」 少年「ダハハハッ!!ハルカたんは50等分できないしアキコちゃん2人もいね~から!」ゲラ ゲラ バン バン バンッ 姉さん「いたとしても一人はその少年が刺し殺したからタイザーは無理ね」

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少年「姉さん余計な事言いなさんな・・・」マツバ「ということはアキ・コチャンより-」「(やっぱりこの旅人さんたちはただ者じゃない)」「(ひょっとして・・)」「あなたの方が強い・・・ということですよね?!」 少年「(ほらきたよこの展開ィ~・・っていうか人殺した件はスルーなんだ・・・)」「ま・・まあねっ」姉さん「(その子もただ者じゃなさそうね)」 マツバ「お願いです!!どうかあなたの力で・・」「タイザーを倒」少年「パス」

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マツバ「どうか・・お願いします!!」 少年「手冷たいね・・」マツバ「冷え症です・・」 少年「ともかく僕はそういうの苦手なんだよね・・」「そこで寝てる恐い目つきの人ならなんとかしてくれるよ」 ガサ ゴソ「起きたら聞いてみな?」 「そろそろ僕は部屋で休ませてもらうよ・・んじゃ・・」 「おやすみボウヤ」 マツバ「わたし女ですけど・・」

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少年「ウソ!?」 マツバ「ホントです」「失礼しちゃうな~」 少年「おっぱいさわらせて」 マツバ「タイザー」 少年「よかろう」

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「その依頼引き受けた」 「だが一つだけ聞いておきたいことがある・・」ゴウゥン クル クル クル クル ゴウウゥン ゴウゥゥン 「タイザーってなに・・?」

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オオォォン

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オオオォン 少年「?」 マツバ「ヤツらは大きさこそ人の大人ぐらいで数も今のところ親と子の2体しか確認されていませんが」 「身の丈を十数メートルは超える跳躍力や」 「ところどころに金属のような甲殻があるのに体はしなやかで」 「まるでネコのようにすばやく動きまわれ足も速いです」

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ハルカ「そして今ぐらいのとっぷり日の暮れた夜の闇にまぎれて里へおりてくるらしいよ・・人を喰いにね」ナツミ「へぇ~」カーテンしめろー 電気消せ! ハンサム「オーンです!お客さまッ店内へ避難を・・っ!!」 ブライ「あ”ぁん?!」「るせーぞハンサムがぁ!せっかくの閑かな満月だってのによォ~」 「夜パフェと茶(ティー)がまずくならぁ・・」ハンサム「あの鳴き声が聞こえなかったのですか!?ともかく早く中へ・・」

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ズゴ ブライ「気安くさわるんじゃね~よ、ハンサムがうつるだろーが?」ドガッ ナツミ「大丈夫かハンサム?」アキコ「手貸しましょうか?」 ハルカ「そいつら、知能もそれなりに高いから」「もし一対一で遭遇したら闘うとか逃げるとか考えず」 「"まず念仏を唱えたほうが良い"だとか・・」 アキコ「まあ・・そいつぁ~おっかないですわね」 ハルカ「えぇ・・」「あなたの実力でも勝てるかどうか・・」

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マツバ「中でも特に両手にあるまっ黒くて大きな・・」 「刃物のように鋭い爪は」「本当に恐ろしいの・・」 「なにより不気味なのが」「そいつらの鳴き声・・」 「遠くから聞けばまるで地獄のフチから響いてくるような声で・・ 「オオン、オオオン・・って鳴くの」 「だからみんなタイザーの事「オーン」って呼んでる。」オオオォン

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タイザー「オォォオォオォオォン」ゲドォ「・・・?」 ブライ「あんだこらッなに見てんだよ!?」 ゲドォ「ただの酔っぱらいっすよ」「わりいがオメェにやる酒はねぇ~ぞ」

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ハンサム「・・・・・・!!」 「オーンだ・・・」 「えっ すぐそこにいるの!?」 ハンサム「!」

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少年「その鳴き声ならさっき外から聞こえたよ?」 マツバ「え!?」 少年「っていうかタイザーって「オーン」のことだったのか・・」「(それなら知ってたし)」 マツバ「そんなはずはないと思いますよ!つい先日もタイザーは」「6人も町の人を連れ帰っていったんです」 「狩りへ来たにしては早すぎますし」 少年「もしかしたら狩りに来たんじゃないかもよ?」 マツバ「どちらへ・・?」ガチャ 少年「オーン」

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ギィィィ~・・・ ゴゥゥゥン ゴウウゥウン ゴゥゥゥン

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モブ子&モブ夫「・・・!!?」 「なにやってんだあの子は・・!!」「戦う気なのか!?」 ハルカ「せっかくだからテラスのほうで見ましょう・・・」ナツミ「ええ。」おっちゃん「ハァ?!」ハンサム「よせ!きみたち」 ナツミ「ま~ま~、いざってときは・・」 クル クル 「あたしらも応戦しますから ネッ(ハート)」 アキコ「姉さん方・・・手出しは無用ですわ」

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「こんなゴキブリ・・・」「わたくし一人で・・・」 「十」 「分」カン 「で」 「す!!」

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オォォォオォォン アキコ「びゅーでぃふー」

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アキコ「!!」ダッ ドガ

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コレカノ 3話「 あの中で誰が一番良い? 」




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