「男衾村 復興計画」復興計画


男衾村 - 復興計画
Date: 2012-03-14 19:39 Target URL: http://www.obusuma.com/

HTMLデータ

ウェイバックマシン



ある日、PCのデータを整理していたら……

zipファイルを解凍して出てきたのは 大昔に保存したホームページの数々。 あんなサイトあったなぁ… こんなページも見てたなぁ…と、 懐かしい気持ちで眺めていたのだが、 なにやら見慣れない文字がそこにあった。 男衾村 - 復興計画

フォルダを開き、 index.html を押してみると、 ブラウザでホームページが表示された。 インターネット用のWebブラウザで表示されてはいるが パソコン上のファイルのみで動作してるのでオフラインだ。 けれどレイアウトはオンラインで見るのと変わらないので、 このホームページの事はすぐ思い出せた。 「そういえば…  すごい量の写真だったから  なんとなくポチッと保存したっけ」

少し気になったので「男衾村復興計画」と検索してみたら、 かつてのURLである www.obusuma.com は既に消滅し サイトは無くなってしまっていた。 代わりにヒットしたページは、 かのWebページを知る人が書いた記事。 http://shimiken.asablo.jp/blog/2015/11/23/7919874 この方は Wayback Machine を知っていたようで、 そこからアーカイブされたデータを呼び出して 今はなき『男衾村 - 復興計画』へと アクセスする方法を書いていた。 記事のコメント欄にはファンの方々の称賛の声。 このブログに限らず他のサイトやSNSでも 当時を懐かしむ人々や閉鎖を惜しむ声で溢れていた。 自分のサイトを開設する勇気とヒントを与えてくれた恩人触発された方もいたようだし、 ツ○ッターには作者の行方を探している人すらいた。 気づいたら私も、 手元にあったデータを自サーバーへと勝手にアップし 突貫工事でこんなページまで作ってしまった次第である。

ウェイバックマシンは便利だが Wikipediaと比べると知名度は低く、 プラットフォームにはbetaの文字も多くて まだまだ発展途上に見える(2021年3月 現在)。 だが、あらゆるWebサイトを無作為に保存し続け、 今となっては巨大なデータベースである。 個人サイトが次々と消滅する昨今、 その恩恵は絶大なものとなった。 これからも需要拡大する事は 容易に想像できる。 運営も寄付で行われているし、 いずれウィキペディアみたいなインフラストラクチャー、 公共設備へとなるに違いない。 しかし昔のサイトになればなるほど保存状態は悪く、 文章は表示されても画像抜けはしょっちゅうだ。 『男衾村 - 復興計画』も、このありさま。

ここへ載っているアーカイブデータは 検索エンジンにはインデックスされない。 だからGoogleで「男衾村 復興計画」と打っても、 アーカイブへのリンクが直接表示される事はない。 https://web.archive.org に出向いて 英語で表示されたクセのある画面(インターフェース)へURLを打ち込み、 カレンダーに出るスナップショットの日付を押して やっとページが見れる。 なので悲しいかな、 サイト内の文字は検索に拾われず 写真も画像検索へ出てこないのである。 これほどのボリューム、良質なコンテンツ、 そして長い歴史と熱いファンという 武器を備えたホームページなのに… 時間経過という不可逆現象と エントロピー増大法則の前に なすすべもなく敗れ去る。 否、忘れ去られる(さだ)め。 上のブログ記事も日付を見てみたら、 もう5年以上も昔のものだった(2021年3月 現在)

話が長くなったが、 ともかく私も思いの丈を コメント欄へありったけ綴り、 いざ投稿ボタンを… …… 押そうと思って、やめた! 実は僕が「男衾村 - 復興計画」の実物を見たのは、 たった一回だけ。 その時はサイト更新の終了宣言がされた後だったし、 ちらっと閲覧したのみである。 当時たまたま、 サイトを一括ダウンロードできるツールを持っており、 写真がキレイだなぁと思ってポチッと保存し、 あとはすっかり忘れて今に至っただけだ。 「男衾村」も…、なんて読むかわからない!! いや、覚えるんだけど、 覚えた後すぐ忘れちゃうんだよねー (これ書いてる今も実は読めないよ?)。 そういえば写真を見る趣味も撮る趣味もない。 けど、デッサンとかデザインの勉強してたから、 載ってる写真の価値はなんとなくわかる。 構図がいいなぁ、とか。 絶妙なフォーカスで奥行きがよく出てるなぁ、とか。 色彩のバランスが素晴らしい、とか。 しかし考えてみたら全くのニワカで、 部外者もいいところなのだ、あはは(^^;)

とはいえ、せっかく書いたことだし 投稿しようと思ってやめたコメントを 一部抜粋してここへ載せておく。

とりあえずzipファイルを解凍し、 出てきたフォルダを自分の借りてる レンタルサーバーへアップしてみたところ、 一応それっぽいWebページとして動きました。 せっかくなのでURLを貼っておきます https://hosikana.com/o/www.obusuma.com/index.html しかし、当時ひろったWebデータが 全ては保存しきれていなかったようで、 表示されない写真も結構ありますね。 上のURLもいつまで公開し続けられるか わかりませんので、とりあえず突貫工事で 『男衾村 - 復興計画 』復興計画 https://hosikana.com/o/o.htm というページも作ってみました。 HTMLデータもダウンロードできるように しておきましたので、あとは有志の方々が ウェイバックマシンとか駆使して 抜けている写真を埋めていけば、 完全な状態に復元できるかもしれません。 いやぁ・・・ それにしてもこの記事を読んで 初めて知ったのですが、 2500日間の連続更新なんて 想像もできません! すごいですね (-_-; 実はわたくし、 どういう経緯でこのサイトを知り、 なんの意図でダウンロードしたのか よく思い出せないし、男衾村にも 写真にも全く興味無いのです。 ...が、ホームページ作りが ちょっとした趣味でございまして。 おそらく当時は一目これを見た時、 あまりに膨大なコンテンツの量と その底しれぬポテンシャルに圧倒され、 本能的にダウンロードしたのだと 勝手に推測してます。 今見てもサイトのデザインとか けっこう好きです。 「男衾村復興計画」でググっても 作者さんの行方を追っている人や WEBサイトの消滅を惜しむ声が けっこう見受けられました。 それらを見聞きしているうち、 自分のパソコンにデータとして 眠らせているだけではなにか忍びないので、 サーバーの空き容量もいっぱいあることだし 資源は有効利用しようと思い アップロードしてみました。

2021.03.25





初版 2021.03.26